ありがとう米

ミルキークイーンは「低アミロース米」というタイプに分類され、「うるち」と「もち米」の中間の性質を持っていて、もちもち食感はNo.1の品種です。
お米の味、香りの主張がとにかく強いのが特徴で、ミルキークイーン以外食べないと言われるお客様も多くいらっしゃいます。
反面、主張が強いお米ですのでさっぱりしたお米が好みの方にはお勧めしません。
味がしっかりしていますので御出汁の際立つ和食などに合わせていただくと、より美味しさが引き立ちます。
また、冷めてもパサつくこともなく旨味が引き立つことからお弁当にも最適です。
そして、ミルキークイーンの特徴が生かされるのが炊き込みご飯です。
こしひかりなどではパサついてしまいやすいのですが、ミルキークイーンを使うとお米の粘りが具材と米粒を繋ぎ合わせて最高の食感に出来上がります。
一つ注意点ですが、ご飯を炊く際に水加減を1割程度少なくしてください。
また、更に少なくして浸水時間を長めにすると口に入れたときの粒感がしっかりした上に、嚙んでいった時の粘りを両立できるので、お好みの水加減と浸水時間を調整してみてください。

こしひかりは品種として誕生してから６０年余り経ちます。
美味しいお米の代名詞となっているこしひかりは、日本で最も栽培面積の多いお米です。
ここ島根県でもお米と言えばこしひかりとなっており、この味がご飯の味となっています。
こしひかりは味、香りもくせがなく、どんな料理にも合わせやすいのが特徴です。
粘りが少し強めですのでチャーハンやつゆと合わせたい丼物などとは相性が良くないかもしれません。
松江でもこしひかりで育った人が多く、根強い人気のこしひかりです。

つや姫は山形県発祥の全国でも５県のみが栽培している品種です。
なぜこんなに素晴らしい品種が５県のみかというと、栽培基準がとても厳しいからです。
基準となる特別栽培は栽培方法や記録などから環境や安全に配慮されていることが最低条件となっているんです。
つや姫の特徴はこしひかりとよく似ているのですが、比較すると香りはスッキリした印象と粘りが強めに感じると思います。
こしひかりに対してこのような好みを感じられる方はつや姫を一度お試しください。
最近ではこしひかりに変わり、皆さまが普段の食事で食べておられる定番になってきております。
どれにするか迷われたときはつや姫で間違いなしです。

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